第8回NIMSフォーラム 開催報告
2010.04.15, 18
平成20年10月29日 (水) 、東京国際フォーラムにおいて「第8回NIMSフォーラム - 物質・材料の最先端研究と技術移転 - 」を開催しました。
開場、開会挨拶
8回目の開催となった今回は、口頭による研究成果発表講演の「オーラルセッション」、ポスター展示により主だった研究成果を紹介する「ポスターセッション」という例年のプログラムに加え、最先端研究に焦点を当てた「研究トピックスミニ講演」と、NIMSの研究を支える技術や装置を紹介する「技術力展示コーナー」を新たに設けました。
オーラルセッション
オーラルセッション会場で行われた6研究領域の概要説明では、20名のセンター長やグループリーダーが各センターの研究内容を中心に説明を行いました。
また、同会場で行われた主要な研究成果の講演は、プレス発表等で特に話題性の強かった7件の成果で構成され、各回とも多くの聴講者が耳を傾けていました。
また、同会場で行われた主要な研究成果の講演は、プレス発表等で特に話題性の強かった7件の成果で構成され、各回とも多くの聴講者が耳を傾けていました。
ポスターセッション
一方11:00に開場したポスターセッションにも多くの来場者が訪れ、初回のコアタイムは昼食を兼ねた時間帯にも関わらず、会場を埋め尽くすほどの参加者で賑わいました。来場者が真剣な眼差しで研究者の説明を聞き入る様子や、来場者と研究者とによる活発な質疑応答が随所で見られ、技術移転の可能性を求めるかのように、会場内はとても熱気に包まれた活気あるものとなりました。
技術力展示コーナー
また、会場内の一角に設置された新設展示のひとつ「技術力展示コーナー」で、断面の閲覧が可能なようにカッティングが施された貴重なNMR用超伝導マグネット実物をはじめ、各展示物に多数の来場者が見入る様子からは、NIMSの研究基盤となる技術や装置を通して、NIMSの“研究力”を実感しているように見受けられました。
研究トピックスミニ講演
さらに、もう一方の新設展示「研究トピックスミニ講演」でも“酸化物ナノシートを用いた新しい発光材料”を筆頭に、6件のトピックス報告に多くの聴講者が集まり、将来のブレークスルーを感じさせる最先端研究の動向には、特に熱い眼差しが注がれている様子がうかがえました。
このように終日を通して大変な賑わいを見せた本フォーラムは、800名以上の参加者にご来場いただきました。この参加人数はもとより、ご参加いただいた皆様から寄せられたアンケートの声からも、当フォーラムに対する期待の高さを新たに受け止め、今後も技術移転のよい機会となるような展示会にしてまいります。この度はご参加いただいた皆様には篤く御礼を申し上げますとともに、またのご参加を心よりお待ちしております。また、今回ご参加いただけなかった皆様のご参加もお待ちしております。次回のNIMSフォーラムにもどうぞご期待ください。