奥村文部科学副大臣と神本政務官がNIMSをご視察

2011.10.12
(2011.10.21 更新)


平成23年10月12日、奥村展三文部科学副大臣と神本美恵子政務官がNIMSの並木地区と千現地区をご視察しました。

「写真1 : NIMSの概要説明をお聞きになる奥村副大臣(右)と神本政務官(中央)」の画像

写真1 : NIMSの概要説明をお聞きになる奥村副大臣(右)と神本政務官(中央)



平成23年10月12日、奥村展三文部科学副大臣と神本美恵子政務官が物質・材料研究機構 (NIMS) の並木地区と千現地区をご視察しました。
潮田理事長によるNIMS概要説明と青野拠点長の国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 (MANA) 概要説明の後、奥村副大臣と神本政務官はサイアロン蛍光体のLED照明への応用例や放射性物質の閉じ込め材料の開発研究成果などの説明をお聞きになりました。

その後、火力発電プラントに使用される水蒸気管などがさらされる高温かつ長期間の耐久性を調べるクリープ試験装置、航空機の燃費を高めるためロールス・ロイスと連携して開発を進めているジェットエンジンのタービンブレード用ニッケル合金の実用化、およびレアアースのなかでも特に希少なジスプロシウムを使わないハイブリッド自動車用ネオジム磁石研究開発の実験室をご視察しました。

神本政務官は、今年2月に放映された40年以上行われたクリープ試験のテレビニュースが印象深かったと述べられ、奥村副大臣からは400台のクリープ試験機を使う理由について質問がありました。さらに、原子炉材料では数十年という長期間でのクリープ試験特性を保証する必要性や、原子炉材料に優れた腐食特性が求められるとの説明をお聞きになりました。

なお本視察には、倉持隆雄研究振興局長、柿田恭良基盤研究課長、坂本修一ナノテクノロジー・材料開発推進室長が随行されました。