引き続いて、6グループに分かれた来賓一行により、NanoGREEN/WPI-MANA棟の視察が行われました。各視察グループはNanoGREEN棟とWPI-MANA棟をつなぐアトリウム1階にて新総合研究棟の概要について説明を受けた後、ラボの視察に向かいました。
NanoGREEN/WPI-MANA棟が新たに完成、竣工記念式典を開催
並木地区に環境・エネルギー技術と革新的材料開発のための総合研究棟が誕生
2012.07.05
(2012.07.10 更新)
平成24年7月5日、NIMS並木地区に3月に竣工した、環境・エネルギー技術と革新的材料開発の研究拠点となる総合研究棟の竣工記念式典がWPI-MANA棟のオーディトリアムで開催され、来賓116名を含む計150余名の参加者が出席しました。
概要
竣工記念式典
竣工記念式典は、NIMS潮田 資勝 理事長の挨拶で幕が開かれ、続いて、来賓のつくば市 市原 健一 市長、文部科学省 森本 浩一 大臣官房審議官、つくばイノベーションアリーナ ナノテクノロジー拠点(TIA-nano) 最高運営会議 岸 輝雄 議長およびWPI 黒木 登志夫 プログラム・ディレクターより、それぞれ祝辞とともに、融合研究のさらなる推進や革新的な研究成果への期待、激励の言葉が述べられました。
NanoGREEN/WPI - MANA棟を視察
NanoGREEN棟では、ナノ材料科学環境拠点 (GREEN) のオフィスで概要説明と実験室見学、研究成果ポスターの説明が行われ、低炭素化研究ネットワーク『低炭素化材料設計・創製ハブ拠点』では、研究支援実績や、拠点が保有する共用装置と各装置の担当者について紹介されました。会員制オープンイノベーションプラットフォーム「TIAナノグリーン」では、その仕組みが説明され、実験スペース、企業からの外来研究者の居室が披露されました。また、トヨタセンターとサンゴバンセンターのオフィスでは、企業連携センターの役割や体制についての説明が、両社の解説とともになされました。
一方のWPI-MANA棟では、ナノシステム分野原子エレクトロニクスユニットとナノマテリアル分野ソフト化学ユニットのラボにおいて、担当研究者から脳型素子とナノシート開発の研究概要について説明が行われました。
視察終了後、メルティングポット・カフェにて、祝賀会が開かれました。
視察終了後、メルティングポット・カフェにて、祝賀会が開かれました。
NanoGREEN/WPI-MANA棟について
NanoGREEN/WPI-MANA棟は、ナノ材料科学環境拠点等が入る「NanoGREEN棟」と、MANAが入る「WPI-MANA」棟の2つの研究棟で構成され、両棟をつなぐ空間は研究者の交流スペースとなっています。
NanoGREEN棟では、ナノ材料科学環境拠点 (GREEN)、低炭素化材料設計・創製ハブ拠点、会員制オープンイノベーションプラットフォーム「TIAナノグリーン」が、環境・エネルギーをキーワードとした研究を行います。また、サンゴバン、トヨタの二つの企業連携センターをはじめとし、企業からの研究者が集う場となっています。一方、WPI-MANA棟では、国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 (MANA) が、世界トップレベルのナノアーキテクトニクス研究を担い、同時に国際研究交流を促進します。
なお建物は、太陽光発電、蓄電池、非常用発電機、商用電力という4つの電源を用いた、分散型エネルギーシステムの実運用としては国内初となるマイクログリッド (=スマートグリッド) を採用しており、消費電力の削減や、停電時の無瞬断給電を可能としています。
NanoGREEN棟では、ナノ材料科学環境拠点 (GREEN)、低炭素化材料設計・創製ハブ拠点、会員制オープンイノベーションプラットフォーム「TIAナノグリーン」が、環境・エネルギーをキーワードとした研究を行います。また、サンゴバン、トヨタの二つの企業連携センターをはじめとし、企業からの研究者が集う場となっています。一方、WPI-MANA棟では、国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 (MANA) が、世界トップレベルのナノアーキテクトニクス研究を担い、同時に国際研究交流を促進します。
なお建物は、太陽光発電、蓄電池、非常用発電機、商用電力という4つの電源を用いた、分散型エネルギーシステムの実運用としては国内初となるマイクログリッド (=スマートグリッド) を採用しており、消費電力の削減や、停電時の無瞬断給電を可能としています。