物理チャレンジ2013参加の高校生100名がNIMSを見学

2013.08.07
(2013.08.28 更新)


平成25年8月7日、第9回全国物理コンテスト 物理チャレンジ2013に参加した高校生らが、NIMSを見学しました。

「NIMS概要説明」の画像

NIMS概要説明



特定非営利活動法人物理オリンピック日本委員会 (理事長 : 北原和夫・東京理科大学教授) が主催する物理チャレンジは、高校生を主な対象とする全国規模のコンテストであり、翌年に開催される国際物理オリンピック (IPhO) 日本代表選考も兼ねています。

第9回全国物理コンテスト 物理チャレンジ2013は、第1チャレンジ (平成25年6月 : 理論問題コンテスト、実験課題レポート) により約1200名の志願者の中から100名の高校生が選抜され、8月5日から8日まで筑波大学で3泊4日の合宿により実施された第2 チャレンジでの理論問題コンテストと実験問題コンテストに挑戦しました。

高校生らは、コンテストの合間を縫って8月7日に物質・材料研究機構 (NIMS) と宇宙航空研究開発機構 (JAXA) を見学しました。NIMSでは、高校生らは兵藤知明広報室長からNIMSおよびナノ材料研究開発について概要説明を受けた後、原子スイッチ・ナノシート・世界最小温度計・導電性プラスチック・人工ダイヤモンドの5箇所の研究施設を見学しました。また、交流会ではNIMS研究者と懇談しました。

第2チャレンジで特に優秀な実力を示し、かつ翌年の国際物理オリンピックの参加資格を満たす高校2年生以下の参加者は、日本代表候補者となり、さらに研修等トレーニングを重ね、うち5名が日本代表として2014年夏にカザフスタンで開催される第45回国際物理オリンピックに派遣される予定です。