第13回NIMSフォーラム 開催報告
2013.10.24
(2013.11.08 更新)
平成25年10月24日 (木) 、NIMSは東京国際フォーラム (有楽町) において「第13回 NIMSフォーラム」を開催しました。
本フォーラムはNIMSの研究成果をより広くアピールするために毎年開催しています。今年度は『未来のエネルギーをつむぐ新材料・新物質ここに集結 ! 』をテーマに、エネルギー材料を主としたオーラルセッションと、NIMS全体から選定した成果によるポスターセッションが行われました。特にオーラルセッションではNIMS外部から2名の特別講演者を招き、また関連講演としてNIMSのエネルギー材料成果が発表され、約600の来場者の方々からは最新の研究紹介に好評を得ました。
開会挨拶・オーラルセッション
フォーラムではまず潮田理事長による開会挨拶、山脇良雄文部科学省大臣官房審議官 (研究振興局担当) による来賓挨拶の後、オーラルセッションではNIMSの研究4部門1センターの現況と将来像の紹介が行われました。午後からは株式会社みずほ銀行産業調査部調査役の大野真紀子氏による『クリーンで経済的なエネルギーの実現』、東京大学生産技術研究所の金子祥三特任教授による『高効率火力発電の動向と材料の重要性』の2件の特別講演と、4件のNIMSの研究者によるエネルギー材料関連成果の講演が行われました。特別講演と関連成果講演には川上伸昭文部科学省大臣官房政策評価審議官もご来場されるなど、会場が一杯になるほどの聴衆が集まりました。
ポスターセッション・ミニ講演
ポスターセッションでは、66枚のポスターでエネルギー関連材料のほか構造材料をはじめ環境、生体、電子・光材料などの最新研究や研究拠点・共用施設事業の紹介が行われました。この内12件については会場内で研究者による研究トピックスミニ講演が行われ、研究者との直接対話による情報交換を望む来場者の方々で会場は熱気に包まれました。この他に、次世代の研究者育成への取り組みとして昨年から行われている、ポスドク研究者によるポスター発表が行われました。11件の発表のうち、理事長と理事2による審査を経て4名の発表にポスドク研究成果ポスター賞が送られました。