当機構研究員による研究費の不適切な使用について

2015.12.25


このたび、当機構におきまして、下記のとおり、所属研究員1名による研究費の不適切な使用が判明しましたので、御報告いたします。

このような事態が生じたことは大変遺憾であり、関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、事態の重大性を真摯に受け止め、再発防止に全力を挙げて取り組む所存です。

理事長コメント

このたび、当機構の環境・エネルギー材料部門 主幹研究員の研究室において、研究費が不正に使用された可能性があり、調査委員会を設置し厳正に調査を進めてまいりましたが、極めて残念なことに研究費の不適切な使用があったことが確認されました。

当機構では、これまでも、役職員一同、研究費の適正な使用に対する意識の高揚を図るとともに、理事長直属のコンプライアンス室の設置、納品・検査・検収システムの見直し等を進めてまいりました。
しかしながら、公的研究費によって国民の信頼と負託に応えるため研究を進めるうえで、高い職業倫理が求められる当機構の研究者がこのような事態を招いたことは、誠に遺憾であり、国民の皆様並びに関係機関の皆様に深くお詫びを申し上げます。

今後、当機構としては、事案の重大性に鑑み、関係者への厳正な処分を行う予定です。
また、当機構において、このような事態が二度と起きないよう再発防止に努めてまいります。

平成27年12月25日

国立研究開発法人物質・材料研究機構

理事長 潮田 資勝