つくば6研究機関 男女共同参画合同シンポジウム開催
2009.09.08
平成21年9月8日 (火) 、つくば国際会議場において、つくば6研究機関 男女共同参画合同シンポジウム「好奇心が開くつくば発共同参画文化の扉」が開催されました。
このシンポジウムは、つくば市に拠点を持ち、文部科学省の「女性研究者支援モデル育成」事業に参画している物質・材料研究機構、森林総合研究所、産業技術総合研究所、筑波大学、農業・食品産業技術総合研究機構、農業環境技術研究所の6研究教育機関が男女共同参画社会の実現を推進するために合同で開催したものです。
潮田物質・材料研究機構理事長による開会挨拶に続いて、内閣府男女共同参画局長の岡島敦子氏、茨城県企画部理事の福地伸氏、つくば市長の市原健一氏、文部科学省科学技術・学術政策局基盤政策課長の川端和明氏より祝辞とシンポジウムに対する期待の挨拶が述べられました。
特別講演では、女流講談師の神田紅氏が「伝統社会に女性が進出する時」と題して、伝統芸能の社会に女性が進出した時に味わった苦労を語り、女性が活躍する講談「伊達家の鬼夫婦」や踊りを披露しました。続いて、宇宙航空研究開発機構の小川美奈氏は、「『かぐや』の月への旅路を支えたJAXAの男女共同参画の意識」と題し、月周回衛星「かぐや」の追跡管制隊軌道力学班員が相互理解と協力しあう職場環境を整え、24時間体制の仕事と、結婚、出産、子育てをした経験を語りました。
パネルディスカッションでは、6研究教育機関の長が男女共同参画推進のビジョンを述べた後、女性研究者の声に答える形で男女共同参画の実現にはどのような方策が必要であるかなどが検討されました。
シンポジウムの締めくくりは、性別に関わらず多様な人材が活躍できる研究環境の整備と、研究活動の活性化を目指し、女性研究者の採用を増加させるなど男女共同参画社会を実現するための「つくば6研究教育機関による男女共同参画宣言」に6研究教育機関の長が署名と共同宣言をし、宣言書を参加者に配布しました。
この事業が、今後ますます男女ともに働きやすい教育研究機関に向けた活動の礎となるよう、期待します。
シンポジウムの締めくくりは、性別に関わらず多様な人材が活躍できる研究環境の整備と、研究活動の活性化を目指し、女性研究者の採用を増加させるなど男女共同参画社会を実現するための「つくば6研究教育機関による男女共同参画宣言」に6研究教育機関の長が署名と共同宣言をし、宣言書を参加者に配布しました。
この事業が、今後ますます男女ともに働きやすい教育研究機関に向けた活動の礎となるよう、期待します。