潮田理事長によるNIMSの概要説明に続き、最近の研究成果の中から、サイアロン蛍光体の白色LEDへの応用例などについて説明を受けられ、その後、航空機の燃費を高めるためロールス・ロイスと連携して開発を進めている、ジェットエンジンのタービンブレード用ニッケル合金の実用化および、次世代太陽電池材料の開発に関する研究の現場をご視察されました。
取材陣より感想を求められた川端大臣は、“材料研究は地味だが科学技術において重要であり、今回の視察で環境に関わる研究の意義を理解した”と感想を述べられました。また、国内だけでなく、外国企業との連携についての取材陣の質問に対し、“例えば日本の医療研究は日本のためだけでなく、世界のために行っており、世界の研究者がそこで研究したいという環境作りが大事だ”とも述べらました。
今回のつくば市ご視察では、NIMSのほか、理化学研究所、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) を訪れ、科学技術開発の現場で研究者の生の声に耳を傾けられました。