中川文部科学大臣がNIMSをご視察

2011.11.19
(2011.11.29 更新)


平成23年11月19日、中川 正春 文部科学大臣がNIMSの並木地区と桜地区を視察されました。

「MANAにおける外国人研究者との懇談の様子」の画像

MANAにおける外国人研究者との懇談の様子



NIMS室町理事によりNIMSの概要説明が行われた後、宝野 和博 磁性材料ユニット長より、希少元素を使わないネオジム磁石開発について紹介がなされました。その後、民間企業との連携について中川大臣から質問があり、民間企業からの研究資金や産業界との長期的なビッグプロジェクトに関し活発な意見交換が行われました。中川大臣からは、NIMSが独立行政法人のモデルケースとなるように取り組んでほしいとのコメントをいただきました。

並木地区の視察では、外国人研究者が過半数を占める国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 (MANA) のMANAファウンドリーと高効率燃料電池の実験室、さらに液晶ディスプレイのバックライトやLED照明に用いられるサイアロン蛍光体を開発する実験室を視察され、また、外国人研究者とも親しく懇談されました。

その後、NIMS外部の研究者にも開放している共用設備のうち、桜地区に設置された世界最大級の核磁気共鳴装置 (NMR) 、超高圧電子顕微鏡を視察されました。視察後には、実験室で車座となり、インフラ設備の戦略的な設置方策などについて討議がなされました。なお本視察には、倉持 隆雄 研究振興局長、坂本 修一 ナノテクノロジー・材料開発推進室長が随行されました。