招待講演者として、初日には台湾のDing教授 (中山医学大学) 、日本の赤池教授 (東京工業大学) が、二日目には中国のChang教授 (上海珪酸塩研究所 : 写真) 、最終日にはインドのSampathKumar教授 (インド工科大学マドラス校) が、それぞれ材料の基礎から医学応用へ向けての各国の最先端の研究を報告しました。これら以外にも口頭発表が33件、ポスター発表が28件あり、会議の最後には若手研究者へのABC Awardの表彰が行われました。受賞者には、NIMSや産総研で研究を進めたポスドク・学生も含まれ、つくばにおける生体材料研究のレベルの高さがうかがわれました。
なお、本会議は来年は台湾で開催される予定です。
The 11th Asian BioCeramics Symposium (ABC2011) を開催
2011.11.30 - 12.02
(2012.01.06 更新)
平成23年11月30日~12月2日、NIMS千現地区において“The 11th Asian BioCeramics Symposium (ABC2011) in conjunction with the 15th Symposium on Ceramics in Medicine, Biology and Biomimetics and the 22nd Symposium on Apatite”が開催されました。
ABCは、日本の呼びかけでアジア環太平洋地区のバイオセラミックス研究者を集めて、2001年から日本とアジア各国が交互に開催している会議で、今回はNIMS生体機能材料ユニットバイオセラミックスグループが主催し、産業技術総合研究所 (産総研) が共催しました。ABCが大学以外の主催で開催されるのは今回が初めてで、日本をはじめ、インド、インドネシア、オーストラリア、韓国、台湾、中国、マレーシアからの多くの学生、若手研究者を含んだ100名を超える参加者がNIMSに集合し、優れた発表と活発な討論が行われました。
Symposium on Ceramics in Medicine, Biology and Biomimetics (生体関連セラミックス討論会) は、日本セラミックス協会生体関連材料部会の部会行事として毎年整形外科バイオマテリアル研究会とリンクして開催されているもので、ABCが日本で開催される場合は、ABCと併催されます。また、Symposium on Apatite (アパタイト研究会) は、アパタイトセラミックスの生みの親である青木 秀希 博士率いる日本アパタイト研究会の年次会議で、生体応用に限らない、リン酸カルシウムの研究成果について討論を行う会議として毎年開催されています。
Symposium on Ceramics in Medicine, Biology and Biomimetics (生体関連セラミックス討論会) は、日本セラミックス協会生体関連材料部会の部会行事として毎年整形外科バイオマテリアル研究会とリンクして開催されているもので、ABCが日本で開催される場合は、ABCと併催されます。また、Symposium on Apatite (アパタイト研究会) は、アパタイトセラミックスの生みの親である青木 秀希 博士率いる日本アパタイト研究会の年次会議で、生体応用に限らない、リン酸カルシウムの研究成果について討論を行う会議として毎年開催されています。