NIMS先端計測シンポジウム2012を開催
材料開発ニーズに応える表層から内部に至るトータル解析技術
2012.02.23
(2012.03.16 更新)
平成24年2月23日、NIMSの千現地区において、NIMS先端計測シンポジウム2012が開催されました。
本シンポジウムは、2006年度から2010年度まで開催されてきた『NIMSナノ計測センター研究成果発表会』と『NIMS量子ビームプロジェクト公開シンポジウム』を統合・後継したもので、2011年度から開始されたNIMS第3期中期計画の「先端材料計測技術の開発と応用」プロジェクトが主催しました。物質・材料を対象とする先端計測解析技術と、多様な応用展開に関して議論する場を提供するものとなっています。
本シンポジウムは、手法の相補的な組み合わせにより、材料研究開発のニーズに応える包括的な先端計測コンビネーションを提供することを基本コンセプトとしています。そのため、物質の「表面」や「表層」に敏感な走査型プローブ顕微鏡や電子分光法、固体内部の構造と状態を原子レベルで解析する先端電子顕微鏡法、フェムト秒の時間分解能でダイナミクスを解析する超高速現象計測、非晶質や配位構造の解析を可能にする強磁場固体核磁気共鳴法 (NMR) 、軽元素や磁性の解析を可能にする中性子散乱計測、高度な物質解析を可能にする放射光計測などの先端計測技術群の最新トレンドを知ることができます。
本シンポジウムは100人を超える参加者のもと、2名の基調講演、6名の依頼講演、58件のポスタープレゼンテーションで構成され、NIMS研究者のみならず産業界、学界、研究開発独法の研究者、技術者が多く参加、先端的な計測技術とその材料応用に関して熱心な討論が交わされました。シンポジウム終了後の懇親会においても、産学独の交流が活発に行われました。今後、毎年同時期につくばにて開催される予定です。
本シンポジウムは、手法の相補的な組み合わせにより、材料研究開発のニーズに応える包括的な先端計測コンビネーションを提供することを基本コンセプトとしています。そのため、物質の「表面」や「表層」に敏感な走査型プローブ顕微鏡や電子分光法、固体内部の構造と状態を原子レベルで解析する先端電子顕微鏡法、フェムト秒の時間分解能でダイナミクスを解析する超高速現象計測、非晶質や配位構造の解析を可能にする強磁場固体核磁気共鳴法 (NMR) 、軽元素や磁性の解析を可能にする中性子散乱計測、高度な物質解析を可能にする放射光計測などの先端計測技術群の最新トレンドを知ることができます。
本シンポジウムは100人を超える参加者のもと、2名の基調講演、6名の依頼講演、58件のポスタープレゼンテーションで構成され、NIMS研究者のみならず産業界、学界、研究開発独法の研究者、技術者が多く参加、先端的な計測技術とその材料応用に関して熱心な討論が交わされました。シンポジウム終了後の懇親会においても、産学独の交流が活発に行われました。今後、毎年同時期につくばにて開催される予定です。