平成24年度 全国発明表彰「文部科学大臣発明賞」を受賞

NIMSでは初の受賞

2012.06.19
(2012.06.26 更新)


NIMSはこの度、「全国発明表彰」 (主催 : 公益社団法人 発明協会) において「文部科学大臣発明賞」を受賞し、6月19日 (火) に都内のホテルにて、常陸宮殿下および同妃殿下ご臨席のもとで表彰式が行われました。 なお、NIMSでは、本表彰は初の受賞となります。

「表彰式会場にて」の画像

表彰式会場にて



全国発明表彰について

全国発明表彰は、日本国内における科学技術の振興、産業経済の発展に大きく貢献している発明等に関し、功績のあった者を顕彰するもので、大正8年に科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まったものです。
最高賞である恩賜発明賞は、学術分野における日本学士院恩賜賞、芸術分野における日本芸術院恩賜賞と並ぶ、産業技術・発明分野における恩賜賞です。
また、「文部科学大臣発明賞」は、科学技術的に秀でた進歩性を有し、かつ顕著な実施効果をあげている発明で、特に優秀と認められるものに贈呈される特別賞です。

受賞内容

NIMSは、三菱化学株式会社および東京工科大学 山元 明 名誉教授と共同で、白色LEDの演色性を向上させる赤色蛍光体を世界で初めて発明しました。また、本発明は既に照明やLCD用バックライト等の様々な白色LED用途に実用化されており、今回、この発明内容と実用化に対し「文部科学大臣発明賞」を受賞しました。

受賞名

全国発明表彰 文部科学大臣発明賞

発明名称

白色LEDの演色性を向上させる赤色蛍光体の発明

受賞者

廣崎 尚登
独立行政法人物質・材料研究機構 サイアロンユニット・ユニット長
上田 恭太
株式会社三菱化学科学技術研究センター 白色LEDプロジェクト
材料Aグループ・主任研究員
山元 明
東京工科大学 名誉教授