また、今年度より、若手研究者奨励を目的に、ナノ材料科学環境拠点 (GREEN)拠点賞を設けました。本シンポジウムにおいて授与式が行われ、最優秀先進賞ならびに先進賞は潮田資勝拠点長 (NIMS理事長) より、特別賞は橋本和仁GREENプログラムディレクターより、賞状とトロフィーが授与されました。
第4回 ナノ材料科学環境拠点シンポジウム開催報告
2012.06.26
(2012.07.23 更新)
平成24年6月26日 (火) 、NIMS並木地区において「第4回 ナノ材料科学環境拠点シンポジウム」を開催しました。
概要
本シンポジウムでは、114名の参加者のもと、文部科学省ナノテクノロジー・材料開発推進室の永井 雅則 室長、東京大学大学院/GREENプログラムディレクターの橋本 和仁 教授の挨拶に続き、GREEN拠点賞の授与式を行いました。
講演は、GREEN副拠点長Prof. Schlapbachからスタートして、太陽光利用に関係する6名の招待講演者から最新の研究発表を、GREENからは太陽光利用分野のグループリーダー (3名) による研究の方向性について、新グループのリーダー (1名) 及び研究者 (1名) から新グループの研究について発表を行いました。また43件のポスター発表により、GREENでの研究進捗の報告や今後の展開についての発表を行いました。招待講演者による最新の研究内容発表を通じて、光エネルギー変換効率向上のため、光励起、電荷分離、電荷輸送等、非常に多くの課題を示していただき、今後の太陽光利用に関する研究方針について議論を深めることができました。
今後も、オープンラボ事業の推進、若手人材育成、および社会ニーズに応える基礎研究を深め、シンポジウムでの継続的な研究成果報告を行っていくとともに、参加者から寄せられたGREENへの期待に積極的に応えてまいります。