NIMS研究員がつくば市立真瀬小学校で授業

2013.07.05
(2013.07.25 更新)


平成25年7月5日、つくば市立真瀬小学校において、NIMS超伝導物性ユニット小森和範主任研究員が出前授業を行いました。

「実験教室の様子」の画像

実験教室の様子



平成25年7月5日、つくば市立真瀬小学校において、NIMS超伝導物性ユニット小森和範主任研究員が出前授業を行いました。これはつくば市の小中一貫教育カリキュラム「つくばスタイル科」における取り組みとして、つくば科学出前レクチャーを活用したゲストティーチャー招聘によるもので、真瀬小学校は小中一貫校である高山真名学園を構成する学校の一つです。
 
5年生を対象とした45分間の授業では、超伝導と低温の世界をテーマとして、液体窒素を用いた低温脆性や気体の凝縮などの低温物性の実験、高温超伝導体を用いた反磁性や電気伝導の実験が行われました。
 
低温脆性やマイスナー効果・ピンニング効果による超伝導体の磁気浮上などのいくつかの実験には、子どもたちが参加し、超伝導をはじめとする低温物性の奇妙な振る舞いを実地体験しました。極低温でゴムボールや鉄棒が簡単に割れる様子に歓声を上げたり、超伝導体の下で宙づりになった磁石を興味深く観察するなど、子どもたちは普段は体験できない極低温の世界について大いに興味をかきたてられていた様子でした。