NIMS Conference 2013を開催

2013.07.01-03
(2013.07.16 更新)


平成25年7月1日から3日までの3日間、つくば国際会議場 (茨城県つくば市) において、NIMS Conference2013が開催されました。

「潮田資勝NIMS理事長からNIMS賞の記念メダルを授与される細野秀雄教授」の画像

潮田資勝NIMS理事長からNIMS賞の記念メダルを授与される細野秀雄教授



今回の会議のテーマは「機能性原子/分子薄膜の構造制御とその応用」とされ、関連する材料、評価、構造作製方法などが紹介されました。

はじめにこの分野で先駆的な研究をされた、東京工業大学細野秀雄教授に2013年NIMS賞が授与されました。つづいて、設定した5つのテクニカルセッションのテーマ、有機薄膜エレクトロニクス - 有機材料と界面 - 、超薄膜技術、ナノスケール評価方法、原子層堆積法とその応用、先端融合材料 - 有機・無機材料融合による新機能創成、のそれぞれを代表する研究者による基調講演が行なわれました。

2日目以降、5つのテーマを設定したテクニカルセッションを3会場並行で行い,国内外の最先端の研究者による43件の発表が行われました。
 
若手研究者を対象としたポスターセッションでは、100件を超える発表があり、その中から10件が優秀ポスター賞として選ばれ、発表の熱気の残る会場で表彰されました。どのセッションでも活発な質疑応答が繰り広げられました。特に今回は各セッションが材料、評価、合成などの観点で互いに関連する内容があり、3日間で550名を越した参加者の多くからは、質・量とも充実した分野融合の参考になる会議であったと高く評価されました。