東北大学とNIMSとの連携・協力に係る協定の締結について
2013.11.13
国立大学法人東北大学 (総長 里見 進) と独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 潮田資勝) は、物質・材料科学技術に関する研究における連携協定を締結いたしました。
本協定は、両機関が取り組んでいる物質・材料科学分野における世界最先端の研究を活用し、研究開発や人材交流等の実施に関して、相互に協力することを定めたものです。これにより両機関の研究・教育活動が活発化し、物質・材料科学分野における研究開発の推進が行われ、我が国の学術及び科学技術の振興への貢献が期待されます。
連携協力の背景と概要について
東北大学と物質・材料研究機構 (以下「NIMS」という。) は、これまでも物質・材料科学技術に関して個別の課題ごとに協力関係を構築し、研究を進めてまいりました。東北大学多元物質科学研究所とNIMSとは、お互いの研究分野の特質と差異を生かした異分野間の研究協力を推進することによって、包括的視野を持つ人材の育成と新規材料の開発・新規応用分野の開拓を目的として、連携・協力活動を行ってまいりました。また、東北大学金属材料研究所とは、強磁場発生技術の高度化の促進を目的として、50T級ハイブリッド磁石及び30T級超伝導磁石の共同設計や技術開発を連携して実施してまいりました。
今般、これらの取り組み等を更に発展させるために本協定を締結し、共同研究の更なる推進や研究設備の相互利用・共同運営、人材交流、シンポジウムの開催等を行い、我が国の学術及び科学技術の振興と社会全体への還元に寄与してまいります。