物質・材料研究機構が東京アニメアワードフェスティバル2014「特別賞・アニメドール」のトロフィーを作成
2014.03.20
(2014.04.17 更新)
平成26年3月20日 (木) から23日 (日) に、TOHOシネマズ日本橋、及び東京ビックサイトにて開催された東京アニメアワードフェスティバル2014にて、環境・エネルギー材料部門の原田広史招聘研究員、小林敏治研究業務員、内田博之外来研究者らが作成した「超合金製トロフィー」が、特別賞・アニメドール賞受賞の高畑勲監督とアンパンマンに授与された。
東京アニメアワードフェスティバル2014とは、東京アニメアワードフェスティバル実行委員会・一般社団法人 日本動画協会主催による、アニメーション作品の振興を目的とした国際アニメーション映画祭であり、「超合金製トロフィー」はアニメと材料技術という、日本が世界に誇る二大分野の最初の架け橋となるべく、製作された。
原田招聘研究員らの研究する「超合金」は、耐熱性、耐酸化性、耐腐食性、機械的強度などの耐環境性に秀でた合金で、ボーイング787のジェットエンジンにも用いられている材料であり、NIMSの協力の下、その研究端材がアニメ界のメカデザインの第一人者である大河原邦男氏のデザインにより、トロフィーとして生まれ変わった。
授賞式でトロフィーを手にした高畑監督は、その超合金トロフィーの重量を、にこやかにトロフィーを上下させながら感じ取っていた。