第14回NIMSフォーラム 開催報告
2014.10.09
(2014.10.24 更新)
平成26年10月9日 (木) 、NIMSは東京国際フォーラム (有楽町) において「第14回 NIMSフォーラム」を開催しました。
本フォーラムはNIMSの研究成果を一般に広くアピールするために近年開催してきましたが、今年度はNIMSフォーラム本来の成果の技術移転を念頭に、企業の方々を中心にして開催しました。テーマを『社会インフラを変える新材料 ~「使える技術」をあなたに~』とし、構造材料のみならず、社会インフラに繋がる機能性材料など、多岐に亘るNIMSの研究成果をオーラルセッションとポスターセッションで紹介いたしました。特にオーラルセッションでは産業界をリードする企業トップのお二人を招いて、特別講演を行っていただきました。また今年度の新たな試みとして連携相談用ブースを設け、企業の方々と研究者との個別面談に数多くご利用頂きました。NIMSの研究成果に関して、昨年を上回る712名の来場者の方々から大変好評を得ました。
開会挨拶・オーラルセッション
フォーラムではまず潮田理事長の開会挨拶、常磐豊文部科学省研究振興局長の来賓挨拶、曽根理事の概要案内の後、オーラルセッションでは株式会社三菱ケミカルホールディングス 代表取締役 取締役社長 小林喜光氏による『KAITEKIな材料』の特別講演が行われ、引き続き、4件のNIMSの成果講演が行われました。午後からはゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インク グローバルリサーチセンター 日本代表 浅倉眞司氏による『GEのグローバル・オープン・イノベーションへの取り組み』の特別講演の後、7件のNIMSの成果講演が行われました。会場からも活発な質疑がありました。
ポスターセッション・連携相談用ブース
ポスターセッションでは、70枚のポスターにより、構造材料をはじめ、エネルギー・環境、光材料、電子デバイス材料、磁性・超伝導材料などの最新研究や研究拠点・事業の紹介が行われました。研究者との直接対話による情報交換を望む来場者の方々で会場は熱気に包まれました。また連携相談用ブースでも飛び込みでの相談を含め29件に及ぶ相談が活発に行われ、半数以上が今後の連携に発展して行くものと期待されます。