疲労データシート No.99, No.100, No.101の発行について

2006.07.14


独立行政法人物質・材料研究機構

NIMSは、中期計画における知的基盤の充実に向けた取り組みの一環として、『NIMS FATIGUE DATA SHEET No.100 熱間圧延ステンレス鋼板SUS310S(25Cr-20Ni)の長期高温低サイクル疲労特性データシート』ほか計3冊の疲労データシートを発行した。

概要

独立行政法人 物質・材料研究機構 (理事長 : 岸 輝雄) は、中期計画における知的基盤の充実に向けた取り組みの一環として、

  1. 『NIMS FATIGUE DATA SHEET No. 99
    溶接構造用圧延鋼SM490B荷重非伝達すみ肉溶接継手の疲労特性データシー ト  - 板厚の効果 (その2,板厚160 mm) - 』
  2. 『NIMS FATIGUE DATA SHEET No. 100
    熱間圧延ステンレス鋼板SUS310S(25Cr-20Ni)の長期高温低サイクル疲労特性データシート』
  3. 『NIMS FATIGUE DATA SHEET No. 101
    チタン合金Ti-6Al-4V ELI (900MPa級)の疲労特性データシート』

の3冊を発行した。

今回発行したデータシートは、No.99では橋梁等で使用されるSM490B鋼に関して、108回までの溶接継手の疲労特性を明らかにしている。No.100ではオーステナイト系ステンレス耐熱鋼SUS310Sに関して、ひずみ制御試験で107サイクルまでの長期高温低サイクル疲労特性を明らかにしている。No.101ではチタン合金Ti-6Al-4V ELI (900MPa級) に関して、102サイクルから105サイクルの室温低サイクル疲労特性と105~108サイクル域での室温高サイクル疲労特性を明らかにしている。

当機構では、平成14年5月20日に認証を受けたISO9001“Quality management system” (JIS Q 9001「品質マネジメントシステム」)に従い、データシート発行業務の運営を行っている。