物質・材料研究機構とサンゴバン (仏) が連携研究を開始
2008.12.18
独立行政法人物質・材料研究機構
サンゴバン株式会社
NIMSとサンゴバン社は、材料科学の様々な分野で長期にわたる連携研究を開始した。その第一歩として、最初の共同研究テーマは透明導電膜コンビナトリアル材料に焦点をあてる。
概要
- 独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 岸 輝雄、以下「NIMS」) とサンゴバン社は、材料科学の様々な分野で長期にわたる連携研究を開始した。その第一歩として、最初の共同研究テーマは透明導電膜コンビナトリアル材料に焦点をあてる。
- サンゴバン社は、フランスのコンパニー・ド・サンゴバンを本拠として、300年以上の歴史を持ち、1,000を超える関連企業から成り、57カ国で約210,000人の人材を擁しているグローバル企業である。サンゴバン社は板ガラス、容器、高機能材料、建築用製品並びに建材流通の5つの事業をビジネスの中核として、年商5兆円を超え、世界をリードするグローバル企業である。
- 世界中で高機能、且つ革新的な材料研究を推進するため、サンゴバン社はアカデミックな研究機関とも連携をしており、日本では NIMSを材料科学の分野での理想的なパートナーとして位置付けたものである。今回の共同研究契約の締結にあたっては、平成20年11月25日に、NIMSにて岸理事長とサンゴバン社のR&D担当バイスプレジデントのルー氏出席のもと、契約書の調印式が執り行われた。
- 過去2~3年にわたる数々の二者間の協議や研究ワークショップを経て、NIMSとサンゴバン社は両者の長期にわたる強い結びつきが双方にとって有意義であることを確認しあった。今回の共同研究は今後の数多くの連携の第一歩になる位置づけであり、長期にわたる両者のパートナーシップにより、いろいろな面で最先端の材料研究の成果を実際の製品に生かす機会を創出できるものと考えている。