GEと独立行政法人物質・材料研究機構 (NIMS)
「研究協力に関する主契約」を締結

より優れた製品提供を可能にすべく先端素材における共同開発を促進

2011.06.30


GE
独立行政法人物質・材料研究機構

GEとNIMSは、6月30日に3年間の「マスター・リサーチ・アグリーメント」を締結し、最新の材料科学技術における共同研究を進め、将来の実用化を視野に入れて連携を促進いたします。

概要

GE (本社 : 米国コネチカット州フェアフィールド) と独立行政法人_物質・材料研究機構 (本部 : 茨城県つくば市、以下「NIMS」) は、6月30日、3年間の「マスター・リサーチ・アグリーメント (研究協力に関する主契約) 」を締結しました。本契約に基づき、GEとNIMSは、最新の材料科学技術における共同研究を進め、将来の実用化を視野に入れ連携を促進いたします。

2009年5月、GEとNIMSは、よりクリーンで、より持続可能なエネルギー・ポートフォリオ、および環境関連技術の促進に貢献する材料科学エンジニアリング分野における、将来的なプロジェクトを見つけ出すことを目的として、技術連携に向けたMOUを締結しました。

本MOUの一環として、GEの研究開発を担うGEグローバル・リサーチ (本部 : ニューヨーク州ニスカユナ) の技術者とNIMS間において、技術交流や共同作業が行われるようになり、双方が直面する技術課題やニーズ、それらを解決できると考えられる最先端技術などにおける相互理解を深められたことが、今回の主契約の締結に至った主な要因となっています。

GEでは、世界100か国以上で事業展開するGEの豊富な経験やネットワークとNIMSが誇る物質・材料研究における世界有数の科学的知見とを融合することで、良い素材・材料を最大限活用した優れた商品の実用化につなげる道が拓けることを期待しています。

NIMSでは、多様な分野でグローバルな事業展開を行うGEから、材料に求められる特性やニーズの提案を受け、ニーズにマッチした材料科学研究が効率的に行えると共に、NIMS開発材料が世の中に貢献できることを期待しています。

今後、本契約をベースとして、従来のコーティング技術における課題となっていた耐酸化性と緻密性を両立するプロセスの開発をはじめとする様々なプロジェクトにおいて、実用化に向けた技術連携を加速する予定です。