一次元有機分子鎖の作製に成功
高効率有機分子デバイスの実現に道筋
2013.01.15
国立大学法人 千葉大学
独立行政法人物質・材料研究機構
名古屋大学、千葉大学、NIMS、産総研の研究チームは、特殊な基板を使うことにより、有機分子を完全に一次元に並べることができることを実証した。
概要
本研究は、名古屋大学大学院理学研究科の田中裕介博士 (所属は当時) と千葉大学大学院融合科学研究科の坂本一之准教授を中心とした研究チーム (名古屋大学、千葉大学、物質・材料研究機構、産業技術総合研究所) により実行された。
研究チームは特殊な基板を使うことにより、有機分子を完全に一次元に並べることができることを実証した。これは有機分子中に電荷や電子スピンを高効率に流すシステムの開発成功であり、今後の有機半導体エレクトロニクス・スピントロニクスデバイスの開発を加速させるものである。
研究チームは特殊な基板を使うことにより、有機分子を完全に一次元に並べることができることを実証した。これは有機分子中に電荷や電子スピンを高効率に流すシステムの開発成功であり、今後の有機半導体エレクトロニクス・スピントロニクスデバイスの開発を加速させるものである。