量子もつれ光を用いた、超高分解能光断層撮影技術を開発
2015.12.14
京都大学
物質・材料研究機構 (NIMS)
京都大学大学院工学研究科の竹内繁樹教授、岡野真之特定研究員ら、NIMSの栗村直主幹研究員ら、および名古屋大学の西澤典彦教授からなる研究グループは、量子もつれ光を用いた2光子干渉により、分解能0.54μmに相当する2光子量子干渉縞を実現、また、群速度分散耐性を実証しました。
概要
京都大学大学院工学研究科の竹内繁樹教授、岡野真之特定研究員ら、物質・材料研究機構の栗村直主幹研究員ら、および名古屋大学の西澤典彦教授からなる研究グループは、量子もつれ光を用いた2光子干渉により、分解能0.54μmに相当する2光子量子干渉縞を実現、また、群速度分散耐性を実証しました。本研究成果により、光断層撮影技術の分解能の飛躍的な向上が期待され、将来は緑内障などの早期診断など、医療分野をはじめとする様々な計測技術への波及が期待されます。なお本研究は、科学技術振興機構戦略的基礎研究推進事業CRESTの元行われました。