第二回 産・官・学 新材料シンポジウムを開催

2010.05.10-13
(2010.06.27 更新)


平成22年5月25日、早稲田大学大隈小講堂において「第二回 産・官・学 新材料シンポジウム - 新しい材料系学科・コースのあり方 - 」が開催されました。

「シンポジウム開催風景」の画像

シンポジウム開催風景



平成22年5月25日、早稲田大学大隈小講堂において「第二回 産・官・学 新材料シンポジウム - 新しい材料系学科・コースのあり方 - 」が早稲田大学 (早大) と物質・材料研究機構 (NIMS) の共催および早大各務記念材料技術研究所、早稲田材料工学会の協賛により、約二百名の参加者を得て開催されました。第一回シンポジウムでの議論「社会基盤を支える材料に関する科学 (社会基盤材料学) の構築と学生教育」を受け、今回は「材料系学科における人材教育」に重点を置き議論がなされました。
馬越 佑吉NIMS特別顧問、白井克彦早大総長による挨拶に続き、佐久間健人高知工科大学長、伯井美徳文部科学省初等中等局教育課程課長、須藤亮 (株) 東芝執行役常務、内田幸夫日新製鋼 (株) 取締役常務執行役員、橋本周司早大理工学術院長が講演し、大学以前の教育から大学教育の現状、大学後の社内教育まで産官学における人材育成への取り組みを紹介し材料系学科・コースのあり方について議論が交わされました。
後半は、一線で活躍する研究者・技術者・部門管理者を迎えてのパネル討論が行われました。各々の経験と立場から見た、求められる技術者教育と大学教育への意見が述べられ、従来の産官学の住み分けにない新しい領域区分 : 基礎から実機化まで一貫した視点で行う材料開発プラットフォームを連携の中でつくるべき、との議論を得ました。その後、堀越佳治早大常任理事が「共通基盤の設定と学生の環境づくりが重要な課題」と締めくくりました。