博士後期課程連携分野「先端機能材料化学分野」を北大理学院内に新設
2008.05.01
独立行政法人物質・材料研究機構
国立大学法人北海道大学
NIMSと北海道大学大学院理学院は、北海道大学大学院理学院化学専攻 (博士後期課程) 内に物質・材料研究機構を母体とする「先端機能材料化学分野」を新設することについて合意した。
概要
- 独立行政法人物質・材料研究機構と国立大学法人北海道大学大学院理学院は、共に協力して物質・材料科学分野における最先端の研究の推進と、優秀な若手人材の育成をより強力に推進するため、北海道大学大学院理学院化学専攻 (博士後期課程) 内に物質・材料研究機構を母体とする博士後期連携分野「先端機能材料化学分野」を新設することについて合意した。
- これを踏まえ、北海道大学大学院理学院は、平成21年度 (平成20年10月入学分を含む) 新規大学院学生募集要項に博士後期課程連携分野「先端機能材料化学分野」を新たに募集対象とする。
- この「先端機能材料化学分野」は、物質・材料研究機構の研究者を北海道大学の客員教授・准教授に迎え、物質・材料研究機構の優れた研究環境を活用して教育や研究指導を行うことにより、北海道大学大学院理学院化学専攻における博士後期課程の教育・研究の強化を目的とするものである。物質・材料研究機構では今回の連携が筑波大学内新専攻設置 (平成16年) 以来2件目となり、全国でも例のない新しい大学院教育システムを全国展開しようとするものである。
- 本連携の新たな特徴としては、北海道大学のグローバルCOE「触媒が先導する物質科学イノベーション」と物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 (世界トップレベル研究拠点プログラム) *2)の共同参画事業として、「先端機能材料化学分野」を運営し、次世代を担う若手に、他に類例をみない国内最高水準の教育・研究環境を与え、真に国際社会で活躍する人材として育成することにある。学生の公募情報や、新分野内の情報の詳細は、物質・材料研究機構及び北海道大学大学院理学院のホームページ等により、6月初旬から情報公開が行われる予定である。