液中における分子ジェットの発現機構を解明

液中分子ジェットの時間分解撮影に成功

2009.03.04


独立行政法人物質・材料研究機構

NIMS材料信頼性センターは、これまで発現機構が未解明だった液中の分子の物質移動プロセスを時間分解シャドグラフィー手法を用いて撮影することに成功、液中における分子ジェットの移動機構を解明した。

概要

独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 : 岸 輝雄) 材料信頼性センター (センター長 : 緒形 俊夫) の土佐 正弘 グループリーダー、後藤 真宏 主幹研究員らは、これまで発現機構が未解明であった液中における分子の物質移動プロセスを時間分解シャドグラフィー手法を用いて撮影することに成功し、これにより、液中における分子ジェットの移動機構を解明した。

本成果により、次世代の分子デバイスや超高感度ナノセンサーアレイなどの実現に向け、金属・半導体・セラミックス固体表面への分子固定における更なる固定領域の微小領域化の実現、また、様々な材料表面の次世代微細加工への展開が期待される。

※本研究開発の成果は、国際学術誌「Applied Physics Express」に近日掲載の予定である。


「プレス資料中の図: 液中分子ジェットの発現の様子を時間分解シャドグラフィー法で撮影した様子」の画像

プレス資料中の図: 液中分子ジェットの発現の様子を時間分解シャドグラフィー法で撮影した様子