新型インフルエンザ患者の発生について

2009.06.19


独立行政法人物質・材料研究機構

平成21年6月19日 (金) 午前7時、当機構並木地区勤務の職員が新型インフルエンザ (H1N1) 患者と確定しました。

概要

1.発生患者

並木地区勤務の29歳日本人男性 (当機構職員、つくば市在住)

2.経緯

患者は、6月6日 (土) ~13日 (土) アメリカ合衆国での国際会議 (New Diamond and Nano Carbons Conference) (ミシガン州トラバース市) (日本人出席者10名程度) に出席し、13日 (土) に帰国。 (高速バスにてつくば市に帰宅)


14日 (日)
症状無し
15日 (月)
9:00 出勤。
10:00頃 咽頭痛あり。
11:30 鼻閉、咽頭痛医療機関受診
13:00 帰宅
16日 (火)
9:00 出勤
16:00 帰宅。咽頭痛、咳あり。
17日 (水)
7:00 出勤。(接触者なし)
9:00 体調不良のため帰宅。発熱37℃ 全身倦怠感。
18日 (木)
9 : 00 出勤
13:40 帰宅し、発熱相談センターに相談。発熱36.7℃ 咽頭痛
14:30 発熱外来を受診
  • インフルエンザ簡易検査を実施し、A型陽性。タミフルを処方され、自宅療養。
  • 県衛生研究所で遺伝子検査 (リアルタイムPCR法) を実施したところ、新型インフルエ ンザA (H1N1) が陽性となり、新型インフルエンザ患者と確定。
  • 現在、症状は軽快し、容態は安定。

3.患者の濃厚接触者等

  • 現在、自宅待機と外出の自粛を要請し、経過観察中。
  • また、当機構でも国際会議に同行者 (2名) 、居室が同室 (2名) 、もしくは会議等で 接触した計18名を濃厚接触の疑いありとして、調査を実施。調査の結果、濃厚接触 と認められた者には患者と接触した日の翌日から7日間の自宅待機の協力要請を行う。 

4.今後の対応

現時点では、職場休業等は行わない。 (県や市からの特別な要請はなし。) ただし、今後の疫学調査の結果を見ながら、必要に応じて対応していく。また、ホームページを活用し、職員及び来訪者への周知を行い、健康管理室を機構内での相談窓口としている。