宇宙関連材料強度データシートの発行について
2010.05.25
独立行政法人物質・材料研究機構
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構
NIMSは、JAXAと連携してH-ⅡA及びH-ⅡBロケットの信頼性向上を目的とした実使用材料の強度特性データ整備活動を推進しており、その成果の一つとして3冊の宇宙関連材料強度データシートを発行した。
概要
独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 : 潮田 資勝、以下「NIMS」) は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構 (理事長 : 立川 敬二、以下「JAXA」) と連携してH-ⅡA及びH-ⅡBロケットの信頼性向上を目的とした実使用材料の強度特性データ整備活動を推進しており、その成果の一つとして、宇宙関連材料強度データシート『No.14 Ti-5Al-2.5Sn ELI合金鍛造材 (φ180mmビレット) の疲労き裂進展特性データシート』、『No.15 アロイ718鍛造材 (φ165mmビレット) の疲労き裂進展特性データシート』および『No.16 低炭素アロイ247一方向凝固材の高サイクル疲労特性データシート』を発行した。
本活動は、NIMSの第二期中期計画 (平成18年度~平成22年度) における知的基盤の充実、及びJAXAの第二期中期計画 (平成20年度~平成24年度) における基幹ロケットの維持・発展に向けた取り組みの一環として進められており、これまでにチタン合金やニッケル基超合金の極低温における疲労メカニズムの解明等、多くの成果を挙げてきた。今後、ロケットエンジンに用いられているニッケル基超合金 (鋳造材、溶接材) やアルミ合金鋳造材のデータシートの発行を予定している。
本活動は、NIMSの第二期中期計画 (平成18年度~平成22年度) における知的基盤の充実、及びJAXAの第二期中期計画 (平成20年度~平成24年度) における基幹ロケットの維持・発展に向けた取り組みの一環として進められており、これまでにチタン合金やニッケル基超合金の極低温における疲労メカニズムの解明等、多くの成果を挙げてきた。今後、ロケットエンジンに用いられているニッケル基超合金 (鋳造材、溶接材) やアルミ合金鋳造材のデータシートの発行を予定している。