NIMS研究成果 2007年度版

ナノサイズの構造まで制御した物質・材料の研究開発が、環境・エネルギーの問題を解決し、21世紀の「持続可能な社会」を実現する鍵である、という信念のもとに、NIMSは数々の研究成果を発表し、これらの実用化を産学との連携を深めることにより推進しています。

NIMS では研究成果を自己評価するために、平成19年度も研究成果を6件選別し、皆様にその内容を紹介しています。基礎的・萌芽的研究段階にあるものから、実際に材料として一部使われる段階にあるものまで含まれています。それぞれの研究成果には、内容をより深く理解していただくために「研究領域の説明」をつけました。当該研究領域の世界最先端の動向とやや専門的なご理解の一助となれば幸いです。

研究のためのインフラ整備と研究者の養成もNIMSの重要なミッションであり、今回は「ナノ計測・分析」、「超微細加工」、「極限環境」の3領域において技術支援サービスを提供するための NIMSナノテクノロジー拠点および、世界トップレベル国際研究拠点形成促進プログラムとして選定されたMANA (国際ナノアーキテクトニクス研究拠点) の発足をトピックスとして紹介します。