フランス国立科学研究センターとの包括協力協定締結

2012.05.25
(2012.05.28 更新)


平成24年 5月25日 (金) 、フランス国立科学研究センター (CNRS) の化学研究所ならびにエンジニアリング・システム科学研究所の所長を初めとする上級幹部等9名と東京のCNRS北アジア事務所長ら2名がNIMSを訪問し、包括協力協定 (姉妹機関協定) を締結しました。

「調印後の潮田理事長とRéau所長」の画像

調印後の潮田理事長とRéau所長



当初、CNRS総裁Prof. Fuchs自らが派遣団を率いて来られる予定でしたが、出発直前に発生した重要な要件のため来られなくなり、化学研究所のRéau所長が全権代表として調印しました。

フランス国立科学研究センター (CNRS) は34,000名もの職員、うち25,600名が常勤スタッフ (研究者11,400名、技術者およびサポートスタッフ14,200名) というヨーロッパ最大の政府系基礎研究機関で、これまでに17名のノーベル賞受賞者を輩出しています。
また、傘下には10の研究所 (うち3つは国立研究所) 、19の地域事務所ならびに1,100近くの研究ユニット (うち94%は大学、公的研究所ならびに企業とのジョイント研究室) 、11の海外事務所を有しています。
NIMSはこれまで既にCNRS傘下の6研究機関と研究協力覚書 (MOU) を締結して研究ならびに人的な交流を進めるとともに、2004年にはCNRS本部とも包括的な協力協定を結んでいましたが、今回新たにこの包括協力協定を締結し直したのを機に、協力関係をさらによりいっそう強化していくことが合意されています。

ご一行は調印式の後、潮田理事長・理事等NIMS幹部と懇談し、さらにフランスのSaint-Gobain社とNIMSが共同で設置・運営しているNIMS-サンゴバン先端材料研究センターを見学しました。