地球環境問題の世界的貢献にわが国の材料技術を

洞爺湖サミットにむけ、環境・エネルギー問題に応える材料技術の底力をアピールする一連の企画をNIMSがスタート

2008.01.11


独立行政法人物質・材料研究機構

NIMSでは、1月から環境・エネルギー問題に応える材料技術の底力をアピールする一連の企画をスタートさせる。

概要

洞爺湖サミットの年を迎え、世界規模での地球環境問題の解決のために、わが国がいかなる貢献をなしうるかが模索されているが、独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 岸 輝雄、以下NIMS) では、これまで世界をリードしてきたわが国の材料・ものつくりの技術とその研究開発能力こそ世界的により大きく貢献していくべきだとして、この1月から環境・エネルギー問題に応える材料技術の底力をアピールする一連の企画をスタートさせる。

この一連の企画は、 (1) 環境・エネルギーに係わるわが国の材料研究・開発を総結集させる「環境・エネルギー材料研究展」、 (2) 環境・エネルギー問題への取り組みで直面する材料利用上の問題を交流する「これからの環境・エネルギーにかかわる材料に関する懇談会」、 (3) その問題をさらに材料の専門家により掘り進める「環境・エネルギー材料連続セミナー」、 (4) 最先端の研究開発状況をレビューする小冊子「環境・エネルギー材料アウトルック」の発行、 (5) 環境・エネルギーに係わる材料分野の国際的な研究者を結集させた「NIMSコンファレンス」の実施である。

この1月16日に、その第1弾として、「これからの環境・エネルギーにかかわる材料に関する懇談会」がグランドアーク半蔵門 (東京都千代田区) にて開催され、産業、運輸、エネルギーなどさまざまな方向から環境・エネルギー問題に取り組んできた機関や、今後一層取り組みを強めようとしている公的な研究機関・大学などが集り、材料技術に対する期待や要望、問題点などを交流する予定である。